カラオケで歌うことでミックスボイスの練習を続けている筆者が、練習に良いと感じた楽曲を個人的な難易度評価付きでご紹介。
今日の一曲は、スピッツの「ハチミツ」。歴代アルバムの中でも最高傑作に挙げられることもある「ハチミツ」のリード曲です。
個人的に、この曲はかなり苦手です。早いテンポと喚声点付近の行き来が多い本曲。hiAの最高音はともかく、平均音は高め。
この曲が完璧に歌えるなら、ミックスボイスの達人と言ってよいと思っています。ぜひ、挑戦してみてください!
「ハチミツ」について
難易度判定
さて、早速「ハチミツ」の難易度を分析していきます。個人的な難易度評価は、「S-」となりました。かなり、難しいです。2番のサビが終わるまではほぼノンストップであるという点も曲の難易度を高めています。
1. 速度 | 2. 音程処理 | 3. ロングトーン | 4. 難易度(C~S) | |||
テンポ | 早口度 | 音域 | 最高音 | 回数 | ||
ハチミツ | 早い | やや早い | 広め | 普通 | 普通 | S- |
リリース情報
1995年に発売されたスピッツの第6作アルバム「ハチミツ」のリード曲で、アルバムの1曲目として収録されています。
シングルカットもされていますので、YOUTUBEのスピッツ公式チャンネルで聴くことも出来ます。PVもなかなか凝っていて面白いです。
カラオケ歌唱
DAM、JOY共に選曲可能です。この曲も、普通のカラオケならまず選曲できると考えてよいでしょう。
おススメする理由
メロの上下動
短いメロは、ジェットコースターのように音程が動き、かつ喚声点付記の音を多用します。地声音域に潜ったかと思うと、一気に跳躍し喚声点越えの音を求められたり、非常に難易度が高いと思っています。
完璧に歌おうとして練習すると、モチベーションが落ちてしまう可能性がありますので、ダメで元々という意識で挑戦するといいと思います。また、自分のミックスボイスに自信がある方は、腕試しとしても良い楽曲だと思います。
メロのほぼ全音をミックスで乗り切るという方法もゼロではありませんが、将来的な成長を考えると、地声にしても差し支えない音は地声に戻し、速やかにミックスの声帯準備をする練習をした方が良いでしょう。
mid2Gのロングトーン
全三回のサビを閉めるmid2Gのロングトーンはなかなかに手ごわいと思います。「あ」が2回、「え」が1回です。
mid2Gは高すぎず、低すぎずという点でミックスボイスの練度が試される音です。三回のロングトーンは、貴方のミックスボイスの精度を測るいい機会になるでしょう。
高すぎない最高音
この曲の最高音はhiAです。全三回のサビの中で、2回ずつ登場しますが、ロングトーンと言うほど伸ばす必要はないので、処理しやすいと思います。
キー変更の有無
男性は、原曲キーでOKです。女性の場合、3~4程キーを上げればいいでしょう。
さいごに
私がいまだに満足にミックス処理が出来ない楽曲、「ハチミツ」をご紹介しました。
現時点では、歌うたびに微妙にモチベーションが下がってしまうのですが、なにくそと思いながら、必ず選曲するようにしています。この曲を安定して満足感を持って歌える日が来るよう、継続して練習していきたいです。
皆さんもぜひ、挑戦してみてください!