音色の改善・安定

【喚声点の安定】低音のミックスボイスを鍛えて声の滑らかな実現しよう

こんな記事

ミックスボイスで中音域を安定させるのは至難の業であり、ミックスボイス習得の最終過程にあるハードルと考えましょう。従って、この記事は、中上級者向けです。

我々は、地道に練習を積み重ね、徐々に安定性を獲得していくことになります。中音域は、一番難しいのです。

しかし、瞬間的に安定感を付与する「テクニック」も存在することも事実です。本記事では、中音域に安定をもたらすテクニックと、その使用上の注意についてご紹介します。

結論

ミックスボイス初学者を悩ませる疑問として、「ミックスボイスは地声と繋がらなくてはならないのか」という疑問があります。

断言します。ミックスボイスの種は、地声とスムーズにまたは全く繋がりません。心配せず、声を育てましょう。

中音域と向き合う

まずは、中音域で質の良い声を出すために必要な要素を整理しましょう。ここでは話を簡略化するため、本当に重要な3要素のみをピックアップしました。

α. 声帯フォームが維持されていて、無駄な力みがない
β. 喉仏をニュートラルでキープしようとしている
Θ. 息を吹き上げ、声帯にぶつけないとの意識がある

ミックスボイスが揺れがちな中音域で、安定した質の良い声で歌うためには、これら3つの状態を出来る限り維持する必要があり、その再現率を高めるために日々の練習を行う必要があります。

繋がり始めたら、また新たな勝負

ミックスが地声と繋がるという事は、それが微かな物であったとしても素晴らしいことです。自分を褒めると同時に、まだまだ続く山道を登る準備をしましょう。

ある程度ミックスボイスが出来ていても、中音域で豊かな声を出すことは非常に難しいのです。とある有名なボイストレーナーさんも、mid2Fで強く歌うのがとても大変だ、と呟いていらっしゃいました。

一心不乱に練習しよう

地声とミックスが完全に連結する域へ達する歌手は、相当な修練を積んだ者だけです。「天才のみ」、ではなく「相当な修練を積んだ者のみ」です。

私の言いたいことは分かりますよね。道は果てしなく遠いとしても、努力次第で、私も貴方もそこへ到達できるのです。

中音域を安定させるテクニック

本質的には、日々の積み重ねで基礎力を高めていくしかありません。ただし、瞬間的に中音域を安定させるテクニックも存在します。

以下で、4つのテクニックをご紹介するとともに、何故そのテクニックが声の安定化に繋がるかについても軽く触れます。テクニックという表面にとらわれすぎて、「何故」の部分をおろそかにするべきではないと考えるからです。

勿論、効果には個人差がありますので、合わないと思ったらこれらのテクニックは忘れましょう。また、あくまでテクニックはテクニックにすぎません。テクニックへの過度の依存は、貴方の声の本質的な成長を阻む可能性があるため、気をつけましょう。

1. 唇を内側に丸めて歌う

おかしなことを言っていると思われるかもしれませんが、私は本気です。唇を内側に丸めて歌うと、ミックスボイスの中音域が安定します。

その理由は、唇をすぼめることが、喉仏を下げる効果があるからです。唇を内側に少しすぼめてみてください。貴方の喉仏の位置は、少し下がりませんでしたか?

必要に応じてこの感覚を意識する事で、喉仏の位置が少し下がります。つまり、喉を広く使って豊かな共鳴を生み出しやすくなります。

またこの方法のメリットとして、「デメリットが少ない」という物があります。声が僅かにこもりやすくなりますが、音色への影響はそれほど大きくないのです。

そのため、この方法を常に軽く意識する習慣づけをしておけば、音色への影響をほぼゼロにしつつ、中音域のミックスボイスを安定化できます。

2. 声帯をつまむ様な感覚を持つ

「声帯をつまむ感覚」とは、別の言い方をすると、声帯フォームの上をつま先立ちで歩くイメージです。声を出すタイミングで声帯の上につま先から着地するイメージ。

つま先で声帯の上に着地する瞬間をイメージすることで、声帯フォームの閉鎖力が上がる効果があります。つま先という点をイメージすることで、声帯フォームの中に存在する点の様な筋肉、「交錯筋」の活性化に繋がる方法です。

また、軽やかな着地のイメージが、軽い発声に繋がり、無駄な力みを排除するとともに、声帯に勢いよく息をぶつける悪癖を抑制できることがあります。

(交錯筋とその重要性については、こちらの記事でご確認ください!)

3. 声をミッキー調にする

この方法は、ダイレクトに声の音色に影響するので、練習と割り切らない時には使えませんが、この方法が一番効果があります。Nayのスケール時によく言われるようなアニメ声で歌うというイメージでも問題ありません。

この声をイメージすることで、声帯フォームの閉鎖が強まることで、その維持が容易になり、声帯破綻のリスクを低減することができます。

音色の変化が大きいことに目をつぶれば、この方法をとることで、聴き手に喚声点付近で声が抜けたという印象を与えにくくなります。

4. 顎を引く

中~高音にかけて顎を引くイメージを持つと、音の上昇につられて喉が上向く悪癖を抑制し、喉仏の安定化に良い影響を与えることが出来ます。ただし、声を引くイメージを持ちすぎると声が籠ることがありますので、注意が必要です。

さいごに

中音域を安定させるために、直ぐに取り組めるテクニックを4つご紹介しました。いずれのテクニックにも依存しすぎず、あくまで声の微調整のツールとして使用しましょう。

ミックスボイスで歌う事を志した以上、中音域の克服は一生の課題になると考えるべきです。どんなプロも、完璧という事はありません。彼らも彼らなりの課題をもって声と向き合っているはずです。

終わりが無いから、楽しめる。私たちは、幸運にも音楽という一生楽しめる趣味を見つけることが出来ました。その喜びをかみしめつつ、時には笑い、時には落ち込みながらも一生精進を続けていきましょう!

エンゼルス大好き
すけまろ
myself
スピッツが大好きで10年来のファン。このブログは、そんな私によるスピッツのファンブログです。カラオケ大好き、スピッツの楽曲フルレビューにも挑戦中。歌手オーディションに3回合格。漫画、アニメ、読書も好き。スポーツ観戦がライフワーク。最近はエンゼルスに夢中で、ツイッターでは応援ツイートを垂れ流しています(笑)。貴方も、「LTBU」しませんか?
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