ミックス感覚論

【太くて豊かな声】お殿様たる「ミックスボイス」の上下に護衛をつけろ

こんな記事

ヘッドボイスやミックスボイスで中~高音を狙う時に、声が子供っぽくなってしまうとお悩みの方は多いことでしょう。

その症状は、シンプルに言うならば、発声時に喉仏が上がってしまうことと、共鳴腔が上手く使えていないことに起因します。

今回は、豊かな声を出すのに役立つ「お殿様」が登場する私の独自感覚、「声の上下に護衛感覚」をお伝えします。

結論

ミックスボイスで豊かな音色を実現するためには、喉仏の位置を出来るだけキープしながら、共鳴腔を広く使っていく必要があります。

喉仏が上がると口腔内の共鳴腔が狭まりますから、喉仏の位置は、ある程度キープする必要があります。以下で、喉仏の位置をキープするのに役立つ独自感覚をご紹介していきます。

発声時に多少喉仏が上がってしまっても、音色や声の耐久力に満足できるなら、ひとまず問題はありません。

喉仏の位置は、貴方の発声状態を示すバロメータであり、直接的に気にするものではありません。気にするべきは、声そのものなのです。

「声の上下に護衛感覚」とは

さて、ここからは私の独自感覚をお伝えしていきましょう。

独自感覚の狙い

音色豊かなミックスボイスを出すために必要な数多くの要素のうち、この感覚が目標とするのは以下の2点です。

1. 喉仏の位置を会話時と同じ位置に保つ
2. 共鳴腔を広く使う(1の結果として)

喉仏の位置を保ち、共鳴腔を広く使うことが、今回の独自感覚の狙いと言えます。

この感覚は、喚声点の上下2~3音に適用するのが基本です。それよりも高音でこの感覚を維持すると、発声上負担となる場合があります。

その場合、苦しくなり始めるより少し前の適切な音程で少しずつ共鳴腔を削減する意識を持つのが良いでしょう。

独自感覚のイメージ

それでは、今回の独自感覚である「声の上下に護衛感覚」を説明していきましょう。登場する主体は、以下の二つです。

・ミックスボイス=お殿様
・口腔内の空間 =お殿様の臣下

お殿様=声そのもの

お殿様は、ミックスボイスそのものです。お殿様は重要人物ですから多くの仕事を抱えており、お城に閉じこもってばかりもいられず、音程と言う名の地図上を西へ東へ北へ南へ自由自在に動き回っています。

臣下=共鳴腔

臣下は、口の中の共鳴腔です。臣下たちは、お殿様の身の安全のため、常にお殿様の中心に来るように護衛隊列を組んでいます。

また、お殿様という自由人が、音程上のどこへ移動しようと、護衛数や隊列を変化させることはありません。お殿様には、常に最大限の護衛をする必要があるからです。

発声感覚の解説

この独自感覚によって達成したい状態は、ミックスボイスと言う声が、常に均等な大きさの共鳴腔によってサポートされるという状態を作り出すことです。以下の手順で行いましょう。

1.通常時の喉仏の高さを認識します
2.その高さに地面と平行な平面をイメージします
3.あくびをするときのように、その面の上下に空間を作ります
4.上下の空間を維持しつつ発声し、声は面の上を動いて口から出ます

喉仏位置の維持には、輪状甲状筋が十分に発達している必要があります。裏声を出し続けて、徐々にその働きを活性化していきましょう。

「別記事:輪状甲状筋についての考え方」もご覧ください!)

縦方向のサポートが重要

出している声を起点として、その声の上下に共鳴腔をつけ、音程が変化しても、その共鳴腔のスペースは変化させない意識が重要です。

特に、高音発声になると声の上側だけに共鳴腔を感じる発声になりがちですが、その発声法では喉が上がり、声が瘦せてしまいます。

以前ご紹介したエレベーター感覚にもリンクする部分があります。口の中を、エレベータの箱の様な縦長の長方形だとイメージしましょう。

その場合、縦方向の中央部分に声という面が地面と平行に存在します。音程の上下に伴って部屋自体は上下しますが、声という面の上下のスペースは変化しません

さいごに

声の豊かさを決める大きな要因の一つ、喉仏の維持と、それに伴う共鳴腔の確保に役立つ独自感覚をお伝えしました。今回の記事を、簡単にまとめておきましょう。

まとめ

・喉仏の位置は、あくまでバロメータ
・(原則的に)声の上下に一定の大きさの共鳴腔をつける
・音程が上がっても、声の上下のスペースは変化させない

喉仏の維持は難しい

喉仏の安定は、基礎中の基礎のような扱いをされますが、その難易度は非常に高いです。輪状甲状筋を始めとする「引き下げ筋」の働きが最大化されていなくてはならないからです。コツコツと練習しましょう。

あくまでバロメータ

喉仏の位置が上がってしまっても、声の音色や耐久力に問題が無いのならば、大きく気にする必要はありません。私たちは、「喉仏の位置維持選手権」に参加しているわけではありませんからね。

「喉仏の位置」は、発声状態を測るためのバロメータとして捉えていきましょう!

とはいえ、自分の発声に問題があると思っている場合、特に声が枯れやすい、声が痩せてしまうというお悩みを持っている方は、喉仏の位置を改善すれば声のお悩みも改善することが多いです。

 

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スピッツが大好きで10年来のファン。このブログは、そんな私によるスピッツのファンブログです。カラオケ大好き、スピッツの楽曲フルレビューにも挑戦中。歌手オーディションに3回合格。漫画、アニメ、読書も好き。スポーツ観戦がライフワーク。最近はエンゼルスに夢中で、ツイッターでは応援ツイートを垂れ流しています(笑)。貴方も、「LTBU」しませんか?
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