発声の罠・注意点

【知識は多い方がいい?】科学的知識はミックスボイス習得に役立つのか?

こんな記事

近年の科学技術の発展は、私達に高度な知識情報へのアクセスを容易にしました。そして、それはボイトレについても同様です。

しかし、それらの高度な知識は本当に私たちの声の成長に必要なのでしょうか?そもそも、ボイトレとは、そんなに複雑な物でしょうか?

この記事では、「音楽素人」の私が、ますます高度化している知識情報に対しての持論を提起していきます。

私の結論

先人たちが積み重ねてきた対話の集積物が、ベル・カント唱法。従って、ベル・カントの基礎は、最低限の知識として持っておくべきです。

しかし、それでも知識はあくまで知識です。知識は、正しい練習をするための前提に過ぎないということも強調しておきます。

ボイトレを複雑化しない

ボイトレと言うのは元来、とてもシンプルなもの。声の成長には、基礎的な原理原則に従って練習を繰り返すことだけが必要なのです。

歌う事というのは本来、人間が生来持つ能力のはずです。その能力を開放するのに、あれやこれやと難しすぎる思考を重ねる必要はないと考えています。

私は科学的な知識の必要性については懐疑的な立場ですが、科学的知識に等しく価値が無いと思っているわけではありません。

科学的知識の是非

私は科学的な知識の必要性については懐疑的な立場ですが、科学的知識に等しく価値が無いと思っているわけではありません。勿論、良いところもあります。

その魅力

近代的情報には、安心感があります。声を最新科学を用いて分析したものが、近代的情報だと言い換えることも出来るからです。

近代ボイトレは、積極的に学術論文などを取り入れ、ボイトレ界のムーブメントにも敏感です。このように、業界のトレンドを知ることが出来るのも良いですね。

ただし、その情報が正しいのか、今後も変化しないのか、生徒が理解できるのか、発声に真に必要かなど、個人的な疑義はあります。

どう向き合うか

近代の発展した生理学や音響学的に根拠を持つ回答を得られるのは良いことにも思えますが、実際のところ、その様な回答は、発声練習にはさほど必要ないと考えています。

また、かのコーネリウス・リード氏も、以下のように述べています。

発声訓練における科学的なメソードには、本来的な限界があって、歌唱の生徒にも教師にもそこに実際的な価値を見つけ出すことは不可能です。(中略)声の科学の知識と言うのは、あくまでも純粋な分析のための知識である、と悟る必要があります。

コーネリウス・リード著「ベル・カント唱法 その原理と実践」P208~209より引用

私の結論

科学が発達する以前の歌手たちが、劇場でその偉大さを示してきたことを考えると、いわゆる科学的な知識が成長のために必要不可欠とは思えません

なお、コーネリウス・リード氏の著書には、偉大な成功を収めた昔のベルカントの教師たちを指して、以下の様な記述がみられます。

コーネリウス・リード著「ベル・カント唱法 その原理と実践」P215より引用

発声の基本には音響学的な考え方や解剖学的な考え方を、何一つ持ち込んでいませんでした。彼らはほとんど、あるいはまったくこうした科学的な知識を持たなかったので・・・(以下省略)

結局、「どうすれば」が重要

ボイトレ理論と知識は、航海における羅針盤のようなものです。羅針盤は、航海にとって非常に重要な存在ですが、船を動かすのは、羅針盤ではなく航海士です。

単純にも思える基礎練習をひたすら繰り返すことだけが、声の成長に必要なのです。このブログでは、以下の考え方で裏声を強化していくことを推奨しています。

さいごに

最後に、今回の記事をまとめておきましょう。

まとめ

・ボイトレ論は、脇役であるべき
・知識や理論は、正しい練習法を知るための指標に過ぎない
・特に高度化したコンピュータ分析などは面白いが、本質的ではない
・声の成長に必要なことはシンプルで、基礎練習の反復

理論や知識は重要ですが、あくまで道しるべとしての脇役です。基礎的な事項を大切にしながらコツコツと練習していきましょう!

熱気バサラのように熱く生きたい!
すけまろ
myself
スピッツが大好きで10年来のファン。このブログは、そんな私によるスピッツのファンブログです。草野マサムネさんのようなボーカルを目指してボイトレに励みつつ、スピッツの楽曲フルレビューにも挑戦中。歌手オーディションに3回合格。漫画、アニメ、読書も好き。スポーツ観戦がライフワーク。日ハム、エンゼルス、ACミランを中心として、幅広くスポーツが好きです!ツイッターは、スポーツ観戦の話が中心です!
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