ミックス感覚論

【中音域の安定】軽やかな閉鎖でノビある声が出せる「一休さん感覚」とは?

こんな記事

中音域の安定した処理は、ミックスボイス発声において最も難しいことの一つです。基礎技術が最も重要ですが、感覚的な閃きが発声の安定化に繋がることもあります。

今回は、中音域を安定させたいときに私が大事にしている独自感覚「一休さん感覚」をお伝えします。

一休さんは、皆さんご存じのとんち者。屏風から虎は出ませんが、声帯から安定した音色は出せるかも?是非、お試しください!

結論

「一休さん感覚」を使って、両こめかみより3~4cm後頭部よりの位置を意識しつつ、そこに軽く力を入れるイメージで発声してみましょう。このことは、中音域での適切な声帯閉鎖を補助してくれるので、難易度の高い中音域でも発声が安定します。

この感覚は、喉が上ずりやすいリスクがあります。こめかみを意識しても下半身(特に背中周り)からの発声を失わないなど、基礎があると自信を持って言える場合のみ挑戦しましょう

横顔の前髪の切れている部分より少し上をイメージする感じです。

一休さん感覚とは

まずは簡単に、私の独自感覚である「一休さん感覚」の概要を説明していきます。

なぜ一休さんなのか

これは、昔話の「一休さん」をモチーフにした感覚です。一休さんは、考え事をする前に、両手の人差し指で頭を触る癖があります。このイメージを発声に応用する意味で、「一休さん感覚」としました。

実現する動作と音色

この感覚を大事にすることで、「声帯フォーム」の中の点としての声帯交錯筋を意識しやすくなり、無駄に力むことなく柔軟な「声帯フォーム」を最小限の力で軽やかに閉鎖することが出来ます。

この結果として、発声が不安定になりやすい中音域において最小限の息を最大限声に変換し、軽やかにノビがある声を出せるようになります。

一休さん感覚の解説

それでは、「一休さん感覚」の具体的な発声方法について解説していきましょう。

意識する場所

まずは、意識するべき場所を確認しましょう。意識する場所は、両こめかみより少し後頭部側です。私の場合は、3~4cm程後ろ側です。厳密な場所はそれほど重要ではありませんので、耳付近の上付近で力を入れやすい場所を探りましょう。

力の込め方

力の込め方にも、以下のような説明すべきことがあります。

その目的

前提として、力を込める目的を整理します。その目的は、声帯交錯筋を活性化し、中音域にハリを与えることです。なお、声帯交錯筋は、ミックスボイスの核となる音色を作る最重要筋肉です。

その方法

大変重要なのは、面ではなく点で力を込めるという事です。この意味で、一休さんの人差し指をモチーフにしています。指先で触れられる面積ぐらいの点に対して力を込めることになります。

息の使い方

「一休さん感覚」で歌う際は、息をお腹から持ち上げるイメージはあまり持たない方がいいと感じています。私の場合、後頭部上部の「空気貯蔵庫」から、少しずつ一定の空気が流れ出ており、その空気に声が乗るイメージで歌っています。

注意すること

この感覚は、中音域の安定化に役立つ可能性がありますが、一方で発声バランスを狂わせる危険があります。というのも、意識する場所が頭であるため、発声の重心が上ずってしまう危険があるのです。

特殊な感覚や声を当てる場所は常に脇役であるべきで、発声の主役はあくまで地面との接続感背中を含めた下半身との連動感です。

「一休さん感覚」をイメージする際も、発声の中心を背中に感じる努力を続け、重心が上ずってしまわないように注意しましょう。

さいごに

「一休さん感覚」は、私がヨルシカの「夜行」を歌いながら行った体との対話を言語化したものです。

貴方も難易度高めの曲を歌いながら体との対話を繰り返し、自分の感覚を研ぎ澄まして行ってくださいね。今回の独自感覚が、貴方の発声に役立つことを願っています!

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すけまろ
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スピッツが大好きで10年来のファン。このブログは、そんな私によるスピッツのファンブログです。カラオケ大好き、スピッツの楽曲フルレビューにも挑戦中。歌手オーディションに3回合格。漫画、アニメ、読書も好き。スポーツ観戦がライフワーク。最近はエンゼルスに夢中で、ツイッターでは応援ツイートを垂れ流しています(笑)。貴方も、「LTBU」しませんか?
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