発声の罠・注意点

【成長の障害】カラオケ上手な人ほどミックスボイスが出来ないことがある

こんな記事

この人上手いなぁと思うこと。歌好きなら誰しもが経験がある事でしょう。イケメンボイスと呼ばれる声で歌う人は、確かにカッコいい。

しかし、この声が成長の足かせになることがあります。悪い要素も、上手く聞こえるからいいじゃないかという結論になるからです。

無理な発声は、ポリープに繋がるリスクもあります。声の音色だけで考えず、体への負荷も考え、歌い続けられる声を目指しましょう。

 

結論

カラオケ上手な人ほど、ミックスボイスから遠ざかるという現象があります。私の身の回りでも、そういう方をよく見てきました。

音楽において、ミックスボイスの発声がすべてではなく、独自の音楽的な表現を追求するのは当然素晴らしいことです。

ただし、自由で開放的に歌うことを目指すのであれば、ミックスボイスの基本発声に忠実に練習するのが望ましいです。

上手い人の「固定的な声」

カラオケが上手い人は、身の回りに沢山いますよね。カラオケに行ったときに隣の部屋から聴こえてくる歌にも、上手いなと感じることがあります。

また、私は学生時代音楽サークルに所属していたので、歌が上手い人は沢山見てきました。今振り返ると、次のような特徴を持った人が多かったように思います。

  1. 強い地声で歌い、声は太く、強い
  2. ビブラートなどを多用し歌唱テクニックに卓越
  3. 音色が画一的で個性がない(モノマネ気味)
  4. 音域には明確な天井がある(単音でhiA程度)
  5. 音色は、いつも硬い

私の意見として、赤文字は良い点で、青文字は望ましくない点だと思っています。

3~5のデメリットにより、曲の聴かせどころで苦しそうな音色になったりするので、聴いている方も少しハラハラするような感じです。

ただし、高音部に目をつぶれば、全体としては悪くないのです。従って、声を積極的に改善しようという動機は働きにくく、この固定的な声で歌い続けることになります。

イケメンボイスで歌う方は、モノマネに終始して声に個性が感じられないことも多かったです。私は、もったいないなぁと思います。

上手い人ほど、ミックスできない?

私の感覚として、ある程度歌えている人は、ミックス習得が難しい場合があります。その理由としては、例えば以下のようなものがあります。

  1. 発声を変えることが退化と感じる
  2. 弱い声を育てることが我慢できない
  3. つまり、変化を恐れてしまう

私自身、ある程度歌えていたかは怪しいですが、地声張り上げで歌うタイプでした。その頃は上記のすべての要素を強く感じていました。

 発声の変化=退化と感じる

強い地声に拘って歌い続ける方は、瞬間的に使う抜いたファルセットは得意な方も多いです。ただし、総じての裏声はスカスカで力が無く、歌での使用には耐えられません

これは単純に裏声に価値を感じず、裏声練習を全くしていないからです。しかし、声区融合には、裏声の力と地声の力が釣り合わなくてはなりませんし、裏声は重要です。

【フレデリック・フースラー著 「うたうこと」P78より抜粋】

支えのある仮声を作り出すことによって、声楽発声器官の最も主要な機能が、すでに呼び起こされているのである。

逆を言えば、フレデリック・フースラー氏が主張するように、裏声を鍛えることで理想的な発声をするための準備が整うとも言えます。

ただし、強い地声に慣れ切った人は、その一定以上の質を持った声を捨てることを退化と感じ、天井の低い発声に固執してしまう傾向があります。

弱い声を育てるという発想が無い

上手い人は、「既にある程度の声で歌えているのに、どうしてわざわざ弱い声に戻らなくてはないのか」と思ってしまいます。

それは、今までの発声を否定し、ゼロからやり直すように感じられるからです。しかし、そこで思い切って裏声の育成に目を向けない限り、ミックス習得はできません。

「うたうこと」では、仮声には「虚脱した仮声」と「支えある仮声」があり、後者の声を鍛えれば、充実した声になるとされています。

変える勇気を持てない

1と2の要素を一言でいうならば、ある程度上手い人は、発声を「変える勇気」「その必然性」に確信を持てないのです。

ある程度歌えることが足かせとなり、自分の発声に限界があると分かっていながらも、別の発声を選ぶことに強い抵抗を感じてしまうのです。

地声張り上げ発声は即効性があるが限界値が50の声。ミックス発声は、即効性はないが限界値が100の声。貴方なら、どちらを取りますか?

さいごに

歌う事において、ミックス発声がすべてではありません、音域的に限界があっても地声に拘るというのは、一つのスタイルとしては尊重されるべきです。

ただし、私はミックスボイスで高い声も楽々自由に歌うことに強いメリットを感じているので、その発声に繋がる練習を選択するべきだと思っています。

 

エンゼルス大好き
すけまろ
myself
スピッツが大好きで10年来のファン。このブログは、そんな私によるスピッツのファンブログです。カラオケ大好き、スピッツの楽曲フルレビューにも挑戦中。歌手オーディションに3回合格。漫画、アニメ、読書も好き。スポーツ観戦がライフワーク。最近はエンゼルスに夢中で、ツイッターでは応援ツイートを垂れ流しています(笑)。貴方も、「LTBU」しませんか?
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