音色の改善・安定

鼻腔共鳴は最重要ですか?いいえ、過度な依存はミックスボイスを鼻声にします

こんな記事

鼻腔共鳴という言葉を聞いたことがありますか?この言葉は、ミックスボイスと関連付けて使われることが多いように思います。

鼻腔共鳴は科学的に存在が疑われているようですが、歌唱時に鼻に特別な感覚を感じるのは事実。歌唱時の鼻の役割を上手く言語化できていないだけでしょう。

ただし、鼻腔共鳴の過剰な追求には弊害もあります。声の開発過程においては鼻腔共鳴を意識し、その後は、その他大勢の一部に落とし込んでいくことを推奨します。

結論

ミックスボイス=鼻腔共鳴は、危険です。鼻腔共鳴を突き詰めた声は鼻声になり、声の響きが平たく、浅くなってしまうからです。

偏った共鳴腔使用は、不自然な音色を生じさせます。自然な声を出すため、鼻腔共鳴の意識を低減し、体全体で響かせるように歌いましょう

「鼻腔共鳴」の有効性

ミックスボイスを志した方なら、ご存じの方も多いワード「鼻腔共鳴」。しかし、近年の科学的立場からは、その存在が疑われているという話もあります。

ただし、私は科学の見解は重視していません。科学が鼻腔共鳴の存在を否定しようが、私の中で感じる感覚を消すことは出来ないからです。

なお、フレデリック・フースラー氏の著書においては、発声と科学的の関係性について以下のような見解が示されています。

コーネリウス・リード著「ベル・カント唱法 その原理と実践」P208~209より引用

発声訓練における科学的なメソードには、本来的な限界があって、歌唱の生徒にも教師にもそこに実際的な価値を見つけ出すことは不可能です。(中略)声の科学の知識と言うのは、あくまでも純粋な分析のための知識である、と悟る必要があります。

鼻腔共鳴の使い道

良い声で歌えている時に、鼻の辺りに特殊な感覚を感じるのは間違いありません。鼻腔共鳴を発声にどう取り入れていくかについて述べていきましょう。

正しく使えば有用な感覚ですが、過度な依存は避けなければなりません。「鼻腔共鳴をすればミックスになる」は本質的ではありません

私の経験

ミックスボイスを志した15年ほど前、私は、鼻腔共鳴を重視していました。鼻腔共鳴がミックス開発の切り札になるのではないかと期待していたのです。

しかし、結果としては私が望んでいたような成果を上げることは出来ませんでした。ただし、鼻で声を鳴らす感覚は、この時に掴むことが出来ました。

鼻への意識は、声帯交錯筋の覚醒補助に役立った

今は、鼻を意識しながら声を鳴らす練習とその感覚は、ミックスの核となる声帯交錯筋を目覚めさせるための補助練習になると考えています。

感覚を掴む練習として使おう

声を鼻に入れる練習は、声帯交錯筋周辺の神経支配を高める練習として、効果が見込めると考えています。例えば、NAYのスケールで、鼻を意識して練習してみるのです。

鼻の中の点を意識しながら、声帯交錯筋に呼び掛ける練習をしよう

この際、声質は気にしなくて大丈夫です。アニメ声でも、細い声でも、喉が上がってもOKです。これは良い声を出す練習ではなく、声帯機能の回復練習だからです。

ただし、喉絞めだけはNGです。閉鎖筋の働きを声帯交錯筋に任せる練習に、喉周りの筋を参加させては、交錯筋を刺激できないからです。

筋肉が目覚めた後は

ミックス開発途上においては、「鼻腔共鳴」は重要です。実際、私の声帯交錯筋の開発過程でも、鼻に声を入れる感覚が非常に役立ちました。

ただし、声帯交錯筋がある程度目覚めてきたら、この意識からは徐々に離れましょう。共鳴点を限定した歌い方は、鼻声の原因となります。

声をどこか一部分だけに当てるのではなく、体全体で響かせながら、個別個別の場所にも意識を向けるイメージで歌いましょう。

歌唱時に鼻をつまんでみて、声が大きく変わる場合、声を鼻に入れすぎだと言えます。声を体全体で響かせるイメージを取り入れましょう。

さいごに

鼻腔共鳴の科学的な定義はともかく、発声時の鼻への意識は、正しく使えば声の成長に役立つ有用な意識だと言えます。ただし、何事もバランスが重要

ミックスボイス=鼻腔共鳴と言ったような極論に陥ると、自由な声で歌う事が難しくなる可能性があるので注意しましょう。

声がある程度開発できてきたら、鼻腔共鳴への意識を薄め、体全体で響かせる低重心の歌い方を目指していきましょう。

エンゼルス大好き
すけまろ
myself
スピッツが大好きで10年来のファン。このブログは、そんな私によるスピッツのファンブログです。カラオケ大好き、スピッツの楽曲フルレビューにも挑戦中。歌手オーディションに3回合格。漫画、アニメ、読書も好き。スポーツ観戦がライフワーク。最近はエンゼルスに夢中で、ツイッターでは応援ツイートを垂れ流しています(笑)。貴方も、「LTBU」しませんか?
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