ミックス感覚論

ミックスボイスの感覚。声は楽に切り替えながら、音色を繋げる方法

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こんな記事

初めのうちは、ミックスボイスが地声と音色が違っても構いません。最初から完璧を求めてはいけません。

ただ、ある程度ミックスボイスの音色が満足いくものになったら、地声とミックスの違和感をゼロにするための練習を始めましょう。

この記事では、ある程度ミックスボイスが出来る人が、その音色をより満足のいくものに変えていくための感覚をお伝えしていきます!

結論

ミックスボイスの上級者向けのコツの一つとして、地声から裏声に声を切り替えながら、声帯に圧力をかける感覚を維持する技術があります。

苦しさを取り払いながら、心地よい圧力をかけ続けることで、声にハリを生み出し、地声とミックスの境目が自然になるのです。

はじめに

今回ご紹介するテクニックを試してみるべき方は、以下のような方だと考えています。自分が当てはまると思ったら、ぜひお試しください。もちろん、考え方を参考にするという意味なら、初心者の方の参考にもなると思いますよ!

今回の感覚に挑戦できる方
  1. 地声張り上げは卒業している
  2. ミックスの音色も、単独で見れば悪くはない
  3. ただ、地声と比べるとやや物足りない
  4. 最後にして最大の課題は、地声とミックスの差
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「心地よい圧力」を目指せ

地声っぽいミックスを作るためには、声帯に健康的な圧力をかける方法を学ぶ必要があります。ミックスは楽に出せる声ではありますが、完全に脱力した声ではないのです。

私の考え方
  1. 伸びのある声を出すためには、圧力が必要
  2. 調整した地声のハリを、高音でも維持したい
  3. ただ、喚声点より上で地声を張り上げると声が詰まる
  4. だから、喚声点より上は、ミックスに健康的な圧力をかけよう

大切なのは、苦しさを感じることとハリを感じることは、全くの別物であるということです。理想的な発声では、声帯に適切な負荷がかかっていると感じますが、その負荷はむしろ心地よい物です。

the image of healthy way of singing

「心地よい圧力」をかけるために

それでは、「声に健康的な圧力をかける」ために必要な感覚をお伝えしていきましょう。私がミックスボイスで歌うときは、以下のような感覚を大切にしています。

これが、私が考えている地声とミックスを違和感なく繋ぎ、地声っぽいミックスを作っていく練習方法です。以下で、もう少し詳しく解説します。

1. 地声からハリのある声を作ろう

声の一本化を実現するためには、息漏れがあってはいけません。特に、ミックスとの接続を考える音域では、地声を調整してコンパクトな発声を心がけましょう。

基本的には、表現の方法として意図的に息漏れをさせる部分以外は、全ての音域でコンパクトな発声を心がけるつもりでいるのが良いでしょう。

声を作るイメージ

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2. 地声からホッピング

ミックスに切り替える際に、地声からホッピングでジャンプするようなイメージを持っています。この感覚は、健康的な圧力をかけるために非常に重要な感覚で、別記事では「エレベータ感覚」としてご紹介しています。

それこそカンガルーのように、地声という地面からビヨーンと伸び上がるような感覚を持ち、低音から高音までに平面の板を延ばすような感覚を大切にしています。どの音においても、地声という地面との接続点を感じながら発声するのです。

下にご用意した音源は、上が地声との感覚接続を一切考えず、地声から裏声へきっちり分離した発声のデモ、下は地声からエレベーター感覚を用いてピヨーンと伸びあがるイメージを大切にした発声のデモ。張り上げずに接続する。これが、重要です。


the image of hopping in your singing

アンカーc

3. 軟口蓋を上げる

私は発声時に、顔の前に平面の板を用意してそこに体全体でピタッと寄り添うようなイメージを持っています。体全体で、その板を押し込むようなイメージです。手で押すイメージではありません。体全体で、その板を押すのです。

そして、このイメージとリンクする動作として、ミックス発声時に軟口蓋を上げて喉を開く感覚を大切にしています。あくびをするようなイメージで、口の中の空間を広く保つようにしましょう。これにより、軽やかに響く声を目指しましょう。

大きな声を出そうとするのではなく、響く声を出そうという意識で発声しましょう。大きな声を出そうとすると、息を吹き上げたり、喉を閉めたりしてかえって声量を下げる悪循環に陥ってしまいます。
軟口蓋を上げるイメージ

アンカーd

4. 体の重心を下げる

声に地声っぽさを維持するためには、喉が上がりすぎるのを避ける必要がありますし、共鳴腔のスペースを維持していく必要があります。そのために私が重視しているのが、高音になるにつれて体の重心を下げるという意識です。

hiCくらいに到達するまで、この意識を維持します。喉の奥の空間は広く保ちますが、喉を開くためにその空間が広がっていくようなイメージを持つのも良いでしょう。高音では、地面と両足の接着を意識して足の裏にかかる体重を強く意識します。

力の意識を喉ではなく足に向けることで、喉締めになって声が詰まったり、声に不必要な重さが生まれることを避けることができます。音が上がるにつれて重心を落とし、力の意識を足の裏に集中し、喉の奥は開いたままで軽やかな声を出すイメージを重視しましょう。
低い重心のイメージ

さいごに

地声っぽいミックスには地声との接続点を維持することが重要です。ただし、それが地声を張り上げるという感覚とは全くの別物である点に注意しましょう。

裏声に切り替えて軽やかな発声を実現しながらも、声の強さを生み出す圧力を加える必要があります。裏声を鍛えて、その強さが地声と同じくらいになってくれば、裏声に圧力を加えるという感覚が分かってくるはずです。

エンゼルス大好き
すけまろ
myself
スピッツが大好きで10年来のファン。このブログは、そんな私によるスピッツのファンブログです。カラオケ大好き、スピッツの楽曲フルレビューにも挑戦中。歌手オーディションに3回合格。漫画、アニメ、読書も好き。スポーツ観戦がライフワーク。最近はエンゼルスに夢中で、ツイッターでは応援ツイートを垂れ流しています(笑)。貴方も、「LTBU」しませんか?
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