・私が大好きな曲を、一定の視点から紹介するコーナー
・もちろん、全ての権利関係を遵守します(歌詞などは、書かない)
・その曲を聴きながら、即興で紹介。推敲は、しない方向で
・ボイトレ的な目線からも、曲紹介を
この曲との出会い
ベスト盤CDとの出会い
私がQueenと出会ったのは、高校生のころ。詳しい経緯は、別ページでも紹介していますが、某ドラマとのタイアップでした。そのドラマをきっかけにQueenに夢中になりました。タイアップ盤の名前は「Jewels」、つまり宝石たちというものでした。タイトル通り、中に捨て曲は一切なく、素晴らしい曲たちが私を待っていました。
手に入らないから、燃える
今でこそ、ネットやサブスクリプションで、欲しい音楽を手に入れることは難しくない時代ですが、私が高校生の頃は、私が田舎住まいだったこと、個人として情報弱者であったことも関係しているでしょうが、今ほど簡単にCDやアルバムを手に入れられる環境ではありませんでした。
実際、私は地元のCD・DVD屋さんに遊びに行くのを楽しみにしていました。QueenのライブDVDなんかを探して歩いていたのだと思います。もう、詳しくは覚えていませんが・・・。ただ、あの時のワクワク感は、この記事を書いている最中に、鮮明に思い出すことができました。不便だからこそ感じられることも、ありますよね。
CDを求めて、三千里
とはいえ、Queenは某ドラマの影響で社会的なムーブメントとなり、かなり流行っていました。なので、地元のCDショップでも、Queenのオリジナルアルバムを見つけることは、それほど難しいことではありませんでした。
しかし、今回ご紹介する曲は、Queenのオリジナルアルバムに収録されている曲ではありません。Queenのボーカル、フレディ・マーキュリーのソロアルバムに収録されている曲なのでした。
いくらQueenが人気があったとはいえ、流石にソロアルバムまで取り揃えているお店はなかったように思います。しかし、どうしてもフレディのソロアルバムが欲しかった私は、東京に帰省した際に関東のCDショップを練り歩き、このCDを見つけました。
ついに念願のアルバムを手に入れたぞ
そして、ついに見つけたのが「Freddie Mercury -solo collection-」というアルバムでした。これは、いくつかのフレディのソロ・アルバムがセットになって売られていたものだと記憶しています。私の一番の購入動機は、「I was born to love you」のソロバージョンを聴いてみたいというものだったと思います。しかし・・・。
とんでもない曲に出会う
「Freddie Mercury -solo collection-」は、上にも書いたように、何枚かのアルバムのセットでした。確か、2つのフルアルバムと5曲程度が収録されたおまけCDが1枚だったように思います。長らくお待たせしましたが、「In My Defence」は、そのおまけCDの最後の曲として、ひっそりと私を待っていました。これが、私とこの曲の出会いです。
※当時の記憶を頼りに検索してみましたが、私の記憶違いなのか、それともアルバム構成が変わったのか、記憶通りのアルバムを見つけることは出来ませんでした。ただ、「In My Defence」自体が収録されたアルバムは、普通に販売されています。
どこが好きなのか
曲にまつわるエピソード
今でも覚えている、一つのエピソードがあります。CDと一緒についてくる歌詞カードだったと思いますが、こんなエピソードが書かれていたように思います。
この曲は、フレディの作詞・作曲ではありません。そして、この曲は、フレディ以外の歌手に提供されるはずでした。しかし、何かのタイミングでこの曲をフレディが試しに歌うことになり、プロデューサーがその圧倒的な歌唱の虜となり、フレディが歌うことになったとのことです。
しかも、フレディはこの曲を一発撮りで録音した、と。フレディの迸る様な熱が感じられる歌唱をさらに引き立てる、素晴らしいエピソードだと思っています。
歌詞
私は日本人ですし、英語の歌詞に強く惹かれるという事はあまりありません。何故なら、英語の文化圏で生まれ育っていない以上、その言語が持つ真のニュアンスや情熱を、心の底から感じることは出来ないと思っているからです。しかし、この曲は少し勝手が違います。
著作権の関係で歌詞自体は書けませんが、この曲のサビの出だしで再三繰り返されるフレーズがあります。そのフレーズが、フレディにぴったり過ぎて、非常に印象に残っています。サビ全体のメッセージも、フレディが歌うと強い訴求力をもって、響くように思います。だから、歌詞も大好きです。
そして、ボーカル
言うまでもないことですが、ボーカルが最高です。力強く、エネルギーに溢れた声。hiDのロングトーン。感情を揺さぶる声。感情表現をテクニックとして使う曲、つまり「あ、感動させにきてるな」、というのが見える曲は正直好みではないのですが、この曲は大好きです。
フレディの歌は、感情表現やテクニックというものは手段ではなく、結果になっているからだと思います。ストレートに心情を歌い、それが結果として感情のこもった歌になる。相手を感動させようという意図を感じないから、私の様な捻くれ者でもまっすぐ受け止められる。そんな、曲です。
ボイトレ的「In My Defence」
個人的難易度はS。フレディのように歌うという前提では、激難曲だと思います。その理由は、以下の通りです。
・サビのキーが高すぎる(笑)
・細い声で歌ってもサマにならない
・英語の発音にも気を付けなくてはいけない
ハンパなく、難しい曲です。サビまでのメロディーは、ブレイクポイントより下の音なので、それほど処理は難しくないと思います。私の場合は、サビの直前の部分だけが、ミックス処理が必要な音域です。そこまではある程度形にできる人も多いかもしれません。
しかし、サビの難易度は、強烈です。普段は、自分の声質よりの曲を自分なりに歌うことが好きな私ですが、この曲に関しては、なるべくフレディのイメージに近づけて歌いたいと思っています。ただ、そうなるととてもハードルが高いです。サビは短めですが、最高音はおそらくhiB。「い」と「あ」の母音の高音ロングトーンも必要なので、大変です。
そのサビを2回繰り返した後のラスサビは、メロディーが少し変化して最高音がhiDになります。しかも母音は「あ」。かなり、きついです(笑)。いつかこの曲をカッコよく歌えたらいいなぁと思い、練習を続けています。勿論、まともに歌えたことはありません。
さいごに
いかがでしたでしょうか。書いているうちに熱が入り、今までで一番長い投稿になってしまいました。ただ、それだけこの曲に対する想いが深いという事です。皆さんも、ぜひ聞いてみてください。
最後に、カラオケで歌うときの注意点。この曲はDAMさんにしか入っていません。要注意です。皆さんがどんどんリクエストしてくれれば、JOYさんも入れてくれるかもしれません。一緒に、カラオケ要望を出しましょう(笑)
今日はここまで。次回の「Favorite songs」で、またお会いしましょう。